プライバシー設定(macOS)

対象:macOS 10.14またはサポートされる以降のバージョン。

どのアプリがシステムサービス、システムファイル、およびシステムリソースにアクセスするのを許可するかを構成します。 この構成が、[システム環境設定] > [セキュリティとプライバシー] > [プライバシー] にあるmacOSデバイス上の設定を制御します。

プライバシー設定構成の作成

Procedure 

  1. [構成] を選択します。
  2. [+追加] をクリックします。
  3. 検索フィールドに [プライバシー] と入力し、[プライバシー設定] 構成をクリックします。
  4. 構成の名前と説明を入力します。
  5. ページ上に表示されたアプリケーションのいずれかに移動します。 関連情報は、Appleドキュメンテーションを参照してください。
    1. macOS 10.14+の場合、構成可能なアプリケーションと設定は次のとおりです:
      • アクセシビリティ - アクセシビリティサブシステムでアプリに対するポリシーを指定します。
      • アドレスブック - 連絡先アプリが管理する連絡先情報に対するポリシーを指定します。
      • Appleイベント - 制限付きのAppleEventsを別のプロセスに送信するアプリに対するポリシーを指定します。
      • カレンダー - カレンダーアプリが管理するカレンダー情報に対するポリシーを指定します。
      • カメラ - システムカメラ。 カメラへのアクセスはプロファイルで付与できません(拒否のみ可能)。
      • マイク - システムマイク。 マイクへのアクセスはプロファイルで付与できません(拒否のみ可能)。
      • 写真 - 写真アプリが ~/Pictures/.photoslibraryで管理する写真。
      • ポストイベント - アプリケーションがCoreGraphics APIを使用してCGEventsをシステムのイベントストリームに送信するためのポリシーを指定します。
      • リマインダー - リマインダーアプリが管理するリマインダー情報に対するポリシーを指定します。
      • システムポリシー(全ファイル) - アプリケーションに全保護ファイル(システム管理ファイルを含む)へのアクセスを許可します。
      • システムポリシー(管理ファイル) - アプリケーションにシステム管理に使用されている一部のファイルへのアクセスを許可します。
    2. macOS 10.15+の場合、構成可能なアプリケーションと設定は次のとおりです:
      • ファイルの使用 - ファイルプロバイダーによって管理されるファイルをユーザーが使用していることを、ファイルプロバイダーアプリケーションが認識することを許可します。
      • すべてのプロセスからイベントを受信 - アプリケーションがCoreGraphicsとHID APIを使用し、すべてのプロセスからCGEventsとHIDイベントを受信することを許可します。 これらのイベントへのアクセスはプロファイルで付与できません(拒否のみ可能)。 許可オプションのチェックを外します。
      • メディアライブラリにアクセス - アプリケーションがApple Music、音楽/動画機能、メディアライブラリにアクセスすることを許可します。
      • システムディスプレイのスクリーンキャプチャ - アプリケーションがシステムディスプレイのコンテンツを取得する(読む)ことを許可します。 コンテンツへのアクセスはプロファイルで付与できません(拒否のみ可能)。 許可オプションのチェックを外します。
      • 音声データを認識し、Appleに送信 - アプリケーションがシステムの音声認識機能を使用し、音声データをAppleに送信することを許可します。
      • ユーザのデスクトップフォルダにあるファイルにアクセス - アプリケーションがユーザのデスクトップフォルダにあるファイルにアクセスすることを許可します。

      • ユーザーのドキュメントフォルダーにあるファイルにアクセス - アプリケーションがユーザーのドキュメントフォルダーにあるファイルにアクセスすることを許可します。

      • ユーザーのダウンロードフォルダーにあるファイルにアクセス - アプリケーションがユーザーのダウンロードフォルダーにあるファイルにアクセスすることを許可します。

      • ネットワークボリュームにあるファイルにアクセス - アプリケーションがネットワークボリュームにあるファイルにアクセスすることを許可します。

      • リムーバブルボリュームにあるファイルにアクセス - アプリケーションがリムーバブルボリュームにあるファイルにアクセスすることを許可します。

  6. 構成したいアプリケーションそれぞれについて [アクション] >  [追加] をクリックします。
  7. 以下のIDディクショナリキーに値を入力します。
    • 識別子 - 設定の名前。 例:"us.zoom.ZoomPresence"
    • 識別子のタイプ - バンドルIDまたはパスを選択します。 例:"Bundle ID"
    • コード要件 - バンドルIDまたはパスの値を指定します。 例:"identifier "us.zoom.ZoomPresence" and anchor apple generic"
    • 静的コード(TrueまたはFalse)
    • 許可(TrueまたはFalse)
    • コメント
  8. [保存] をクリックします。
  9. (任意)既存のプライバシー設定を削除するには、アプリケーションの下で [アクション] > [削除] をクリックします。
  10. [次へ] をクリックして配布設定を行います。
  11. [完了] をクリックします。

詳細は構成を作成するにはを参照してください。